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少年サッカーにはケガがつきものです。
また、夏場には熱中症の危険があります。
最近では小児喘息を患っている子が多く、季節の変わり目などは特に注意が必要です。
これらの知識や応急処置に関しての研修は多くあり、それらを受講し、しっかりとした知識を持つことをおすすめします。
ここでは、簡単な概略のみをお伝えしますので、詳細につきましては、独自にお調べするようにお願いします。
外傷
捻挫・打撲・肉離れ
ケガをした場合、状態を確認し、応急処置を行います。
捻挫や打撲など、小学生の練習や試合では日常的に起こります。
小学生で肉離れというのは、それほど聞いたことがありませんが、いずれの場合も「RICE(ライス)」の処置を行います。
RICEとは…
R Rest 局所を安静に保つ
I Ice 氷で冷やす
C Compression 軽い圧迫を加える
E Elevation 患部を心臓より高く上げる
捻挫、打撲の場合は、とにかくすぐにプレーを止めさせ、アイシングをすることが大切です。
この初動がすぐに行われるか否かによって、完治までの日数が大きく異なります。
アイシングは、ブロック状の氷をビニール袋に詰め、平らにし患部に隙間なく当たるようにします。
およそ20分ほど冷やしたら(だいたいこれくらいで感覚が鈍くなる)1時間くらい休憩するという作業を数回繰り返します。
場所によっては冷やしすぎると良くない部位もあるので、注意してください。
なお、傷がある場合は、水道水でよく洗い、傷の中の砂や泥など異物を取り除くようにします。その後止血をするために清潔なガーゼを当て圧迫するようにします。
最近では、ガーゼがついていない絆創膏(キズパワーバンドなど)などがあります。
むやみやたらに消毒することは、自分の体の中にあるキズを治すというものも殺菌してしまいますのでご注意ください。
私もキズパワーバンドを使ったことがありますが、本当にきれいに治りました。
キズが深かったり、血がひどく流れるようであれば、早急に医療機関に連れて行くようにしましょう。
いずれの場合も、出来るだけ早く専門医に見せるようにしましょう。
骨折
骨折の疑いがある場合は、副木で骨折箇所の上下の2箇所の間接を三角巾などで固定し、すぐに医療機関に連れて行きましょう。
発育期特有の障害
骨が成長する骨端線と呼ばれる部分がありますが、少年期に無理なトレーニングや外圧がかかりすぎると、この骨が成長する部分である骨端線部に炎症を起こし、痛みが出てきます。
少年サッカーでは、オスグッドや踵骨骨端炎という症状をよく聞きます。
この骨端線というのは、大人になるとなくなる(固定される?)そうで、骨端線部分を原因とした痛みはなくなるそうです。
| オスグッドシュラッター病 |
膝の下の部分に痛みが起こります |
| 踵骨骨端炎 |
かかとの部分に痛みが起こります |
膝やかかとに痛みを感じた場合、すぐにトレーニングを中止し、専門医の診察を受け、その指示にしたがうようにしましょう。
長期にわたりサッカーができない場合もありますが、絶対に無理はさせないようにしてください。
その他
熱中症
熱中症とは、暑い環境で発生する障害の総称で、病型と症状は以下の4つに分類されます。
昔熱射病といわれていましたが、これは熱中症の中の最も重い症状で、最悪の場合死亡する場合があります。
日本体育協会「熱中症を防ごう」より
真夏の眩しい日差しの中だけでなく、気温が急上昇する春や高温多湿な場所でも熱中症は起こります。
| 熱失神 |
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳血流が減少しておこるもので、めまい、失神などがみられる。顔面蒼白となって、脈は速く・弱くなる。 |
| 熱疲労 |
脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられる。 |
| 熱けいれん |
大量に汗をかいたときに水だけしか補給しなかったため、血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこる。 |
| 熱射病 |
体温の上昇によって中枢機能に異常をきたした状態。意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこり、死亡率が高い。 |
日本体育協会「熱中症を防ごう」暑熱馴化に必要な時間
2週間にわたって33~35℃の実験室で、じっくりと汗をかくような運動を1~2時間行った実験の結果によると、ほぼ4~5日で約8割程度、夏の暑さにもなれてきます。
急激な温度、湿度の変化に体が慣れるまで、約5日かかります。
日本代表が、東南アジアの蒸し暑い国へ行くときに、1週間前から現地入りするのは、こういったことが大きな理由なんでしょうね。
予防策としては、暑いときには無理をさせず、徐々に体を慣れさせ、水分補給を心がけるようにします。
睡眠不足や食事の不摂生なども熱中症を引き起こす要因です。規則正しい生活をさせましょう。
ちなみ体重の3%の水分が失われると、運動能力や体温調節機能が落ちるといわれています。
応急処置としては、運動をすぐに中止し、涼しい場所で水分補給をするようにしましょう。
その際、冷水で体を冷やし、うちわなどで扇いで上げると効果的です。
体温が上昇し、意識障害が出てきたら医療機関での診察を行ってください。
小児喘息
我が家の子供は3人とも小児喘息と診断されました。
中1の長男は、昨年くらいから発作がでることはなくなりましたが、次男・長女は現在も症状が出ています。
小児喘息の詳細は「リウマチ・アレルギー情報センター」をご覧ください。
我が家の次男は、秋から冬にかけて、急に空気が冷たくなるので、小児喘息の発作が起こりやすくなります。
秋は台風が多く、気圧の変化が影響しているのかと考え、小児科医の先生に相談したところ、多少の影響はあるかもしれないけれど、空気が冷たくなってきたことの方が要因としては大きいでしょうとのことでした。
発作が出ると息苦しくなり、呼吸もできなくなってしまいます。
小児喘息を患っているかどうか、事前に情報として調査しておくことも、指導者として重要なことです。
メディカルスタッフ
私のチームには、消防署勤務のコーチがいます。
救命救急士の資格も持っていますので、何かあったときにはすぐに相談できるようになっています。
また、チームとしても、年に1度、地元の消防署にお願いをして、救命に関する講習を受けています。
気軽に相談できるような医師や消防署員などとつながりを持つようにしましょう。
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